シェービング後の肌には、保湿などのアフターケアが不可欠ですが、カミソリについても適切なお手入れが必要です。
使用後のケアが不十分だと、様々な問題を引き起こしてしまいます。この記事ではカミソリのお手入れの基本的な流れや、お手入れが適切ではない時に生じる問題などについて、ご紹介します。
お手入れの基本的な流れ
シェービング後、カミソリ本体や刃に付着したシェービングソープや髭くずなどを水でしっかり洗い落とします。風呂桶やボウルなどにお湯か水をためておき、その中でカミソリを振り動かすと洗いやすくなります。水の節約にもなるので、お財布と環境にやさしい洗い方です。➡『世界水の日』シェービング時に水とお金を節約しよう
複数刃のT字カミソリだと刃と刃の間に髭が詰まってしまい、取り除くのに苦労することがあります。あせらず、ゆっくりと洗い落としましょう。
一方で、両刃カミソリは刃がそもそも一枚なので、このような問題は発生しません。刃とベースプレートの間に髭くずなどが詰まることはありますが、排出されやすい構造のため水ですぐに洗い落とせます。
カミソリの洗浄が終わったら、軽く水を切り、湿度が低く、風通しの良い環境で保管しましょう。専用のスタンドがもしあれば、保管時にも見た目がすっきりとすることでしょう。➡専用スタンドがあると何が良いか?
お手入れの際に気を付けるポイント
乾燥した場所に保管する
まず、どのようなカミソリでも湿度の高い浴室などでの保管は避けたいものです。刃先が錆びると切れ味が悪くなり、何度も何度も剃る必要性が出てきます。さらに雑菌が繁殖する原因にもなって、肌にトラブルを起こすリスクが高くなります。水気を切ったら、なるべく自然乾燥できる場所に保管しておくのがベストです。
水気を切るときはやさしく
タオルでやさしく包み込むようにして水気を取ります。
洗面台などにカミソリをコツコツ当てて水分を落とそうとすると、カミソリ本体が損傷を受けたり、洗面台を傷めたりすることがあるので止めましょう。
また水分を取り除こうと刃そのものを、タオルでこするように拭くのは避けましょう。特に複数刃のT字カミソリの場合、刃をこすることで、切れ味が落ちたりコーティングが剥がれて劣化が早くなることがあるので要注意です。
刃は取り外しておく
本体が金属製の場合、刃を取り外してから保管しておくことをおすすめします。つけっぱなしにしていると、刃が錆びてしまったときに、錆が本体に付着すること(もらい錆びの発生)があります。高品質のカミソリであれば、本体まで錆びが移ることはないですが、メタリックな美しい外観を損ねてしまうので気を付けましょう。
ときどき掃除をする
金属製のカミソリを長く使っていると、シェービングソープや油脂などの汚れが表面に薄く付着することがあります。なるべく表面を傷つけないよう、やわらかいクロスと温かいお湯でやさしく洗い落としましょう。
どうしても落とせない経年汚れは超音波洗浄するのも良いでしょう。ただし、ネジ山等の部品への影響が出る可能性がゼロではないため、頻繁な超音波洗浄はおすすめできません。
お手入れの状態が悪いカミソリが引き起こす問題
カミソリ本体や刃にシェービングソープや髭くず、皮脂などが残ったまま保管してしまうと、雑菌が繁殖する可能性があります。次回使用する際に肌荒れを引き起こす原因にもなるため、しっかり水で洗い流すことが大切です。
一枚刃の両刃カミソリは、複数刃のカートリッジ式や使い捨てのT字カミソリと比べてクリーニングしやすい構造のため、このような問題が起きにくいというメリットがあります。
肌荒れに悩んでいる方は、皮膚科医先生とも相談しながら、一枚刃への移行を検討してみると良いでしょう。
刃を交換するタイミング
当然ではあるのですが、刃は使うたびに劣化していきます。使用する前には必ず刃先が錆びていないか、チェックしましょう。また、シェービング時に引っ掛かりを感じた場合は刃(もしくはカートリッジ)を交換するタイミングです。
替刃(一枚刃用)の適切な取り扱い方については、こちらに記事をまとめました。ぜひご覧ください。➡両刃カミソリの刃を安全に交換するには
複数刃のカートリッジや、使い捨てのT字カミソリの交換タイミングは、各メーカーの推奨値も参考にすると良いでしょう。1枚刃の場合は、4回から7回ほどで替刃を交換することが多いです。ただ、髭や肌の状態、カミソリのお手入れ・保管状況は人によって異なりますので、あくまで参考となります。
切れ味の悪い刃を使い続けると、無駄な力を加える原因になります。また、剃り残しも発生しやすく、何度も剃ることになり、肌への刺激はさらに大きくなります。
肌荒れやヒリヒリ感などを引き起こすリスクが高くなりますので、衛生面も気になる方は、気持ち早めに交換すると良いでしょう。一枚刃ではコストはそれほどかかりませんが、複数刃のカートリッジの場合は非常に高価なため、お財布とも相談が必要になるかもしれません。長期的にはお肌にもお財布にも優しい選択になるはずです。➡ランニングコストの比較 複数刃のカートリッジ vs 一枚刃の替刃
まとめ
シェービング後のカミソリのお手入れについて、大事なポイントをご紹介しました。
一枚刃の両刃カミソリは、扱いが難しく、お手入れも大変そうなイメージがありますが、実は複数刃のカミソリとそう変わりません。むしろ衛生面とランニングコストを考慮すると、人によっては一枚刃の両刃カミソリの方がお手入れしやすいこともあるでしょう。
最近一枚刃に移行された方や、これから移行を考えている方は、ぜひロックウェルのカミソリをおすすめします。ロックウェルのカミソリは剃り味を自在に変えられる調整(アジャスタブル)機能が搭載されています。
このため初心者の方でも安全に扱える超マイルドな剃り味から、深剃りを究める上級者向けのアグレッシブな剃り味まで、一本で経験できます。
他のカミソリを何本も買うよりも、コストがかからず、自分にぴったりの剃り心地を見つけることができます。世界中の10万人以上のシェービング愛好家から、長年愛されているカミソリをぜひお試しください。