両刃カミソリによるシェービングは、日常に洗練された豊かな時間を与えてくれます。ただし、快適さを維持するには、刃の準備、保管、適切なタイミングでの交換が必要です。替刃の扱いや交換方法、捨て方などについて、ポイントをお伝えします。
替刃の準備と保管方法
両刃カミソリの交換替刃は様々なメーカー・種類がありますが、形状には互換性があり、自分に合った替刃を選ぶことができます。
材質は鉄よりもステンレスの方が錆に強い特徴があります。ただ、錆びに強いステンレス製の替刃を取り扱う場合でも、保管はできるだけ湿気の少ない場所を選びましょう。
容器にもよりますが、一枚一枚がパッケージに包まれていない刃の場合は、特に保管場所には注意が必要です。
ロックウェルレイザーの替刃は、純スウェーデンステンレス鋼に独自の特殊加工を施したもので、一枚一枚が紙にパッケージングされています。100枚入りで1枚35円と非常にコストパフォーマンスが良くおすすめです。リーズナブルな価格で、初心者でも高いレベルの切れ味を体験できます。
ただ、人によって肌の状態や毛の質、シェービングの経験や腕前は異なりますので、使いにくかったり、合わない方も一定数いらっしゃいます。
どのブランドのカミソリを購入する際も、まずは付属している推奨の替刃を試してみて、自分に合う合わないを判断するのがよいでしょう。
刃の交換時期は?
髭の状態や太さなどで個人差はありますが、およそ4~8回の使用が交換の目安となります。カミソリの自重で、軽く剃っている時に引っかかりを感じたり、毛が引っ張られる感覚が出てきたら、刃を交換するタイミングです。
ただ、人によっては刃を研いであげることでより長く使用したり、衛生や切れ味を優先してより短いスパンで刃を交換したりする人もいます。
刃を安全に交換する手順
ロックウェルレイザーの6Cと6Sでは、ハンドルの方向から見て短い方の2辺を指でしっかりつかみ、反対側の手で持ち手をねじってヘッド部から持ち手を外します。
そしてプレートを持ち上げると、ヘッドと刃が残ります。鋭い刃先でケガをしないよう注意しながら、刃のない短い方の2辺を指でつまんで取り外します。ロックウェルのカミソリに限らず、ほぼすべての両刃カミソリで刃を扱う際は、同様の持ち方になります。
ロックウェルレイザーのT2は、より操作が楽なバタフライオープン式になっています。ヘッド部を上に向けて持って、持ち手下部のノブをひねるとトップドアが開きます。
簡単に刃を取り出すことができるので、これまでカートリッジ式のT字カミソリを使用していた方でも安全に替刃交換ができます。
最後に、新しい替刃をセットすれば交換作業は完了です。この時も刃先に注意してください。6Cと6Sでは持ち手をヘッド部に取り付ける際、無理に締め付けてネジ山を潰さないよう、ゆっくり回しましょう。これもロックウェルのカミソリに限らず、組み立て式のカミソリでは同様に気を付けることになります。
スムーズに回せない場合は、異物がネジ山に付着している可能性がありますので、一度外してネジ山をチェックしてみてください。
使用後の刃の捨て方について
使用後の刃をどう捨てるかは、自治体によって扱いが異なります。ただ、どんな方法であれ「安全な工夫」をして廃棄することが求められます。
まず、ある程度の枚数が溜まるまでは、ジャムの空き瓶など透明でフタの付いたガラス瓶に保管することをおすすめします。子供の目につかない場所に置くことも大切です。金属製の一枚刃専用回収ボックスを使う方法もあります。
ロックウェルレイザーでは、ブレードバンクもご用意しています。
次に、廃棄の際は新聞や厚紙でしっかり包み、安全に扱えるようにしてから「カミソリ・危険」などと明記し、自治体が指定する方法で捨てましょう。
まとめ
替刃の扱い方や交換方法、捨て方について述べてきました。特に刃の交換の際は、休日の朝はゆっくりと丁寧に行ってみてはいかがでしょうか。無心になって自分も道具も大切に扱ってあげる時間は、日々の生活の中で真の意味での豊かさを感じられるひと時へと変わっていくことでしょう。