現在、あなたはどちらのカミソリを使って剃っていますか?
複数刃の使い捨てやカートリッジ式のT字カミソリ(ジレット プログライドのようなカミソリ)を普段使っているでしょうか、それとも一枚刃のカミソリを使っているでしょうか。
現在のシェービング、剃り具合に満足していますか?
それともシェービングの不快感や肌へのダメージが悩みとなっていますか?
健康な肌を保ち、肌荒れを防ぐためには、カミソリの選択で大きな違いが出ます。しかし、ほとんどの男性はあまり深く考える機会はないかもしれません。
カミソリはどれも同じで、電気シェーバー、一枚刃、複数刃のカートリッジ式カミソリなど。
どれを使っても毎朝のシェービングに大きな違いはないと考える人もいるかと思います。
私たちロックウェルレイザーは、世のすべての男性が朝のシェービングを楽しみにできる世界を目指しています。
ひげ剃りという行為は、カミソリ負けや切り傷、埋没毛を残してしまうような恐ろしい儀式ではなく、「楽しみ」としてあるべきだと私たちは考えています。
以下のコンテンツを読めば、あなたにぴったりのカミソリを選ぶことができるようになるはずです。
ただ、一枚刃のカミソリを販売するロックウェルレイザーとしての視点となります。このため今回の記事を参考に、ご自身でフラットに検討されることをおすすめします。
複数刃のカミソリは常に優れているのか?
1901年、キング・キャンプ・ジレットは、最初の安全カミソリを作成し特許を取得しました。ジレットがカミソリにもう一枚刃をつける決断をしたのは、それから約70年後のことでした。
追加で刃を取り付けるという試みの根底には、2つの刃を使えば剃り心地を2倍にし、剃る毛の数を最大化できるという考えがありました。
当時、ジレットは従来の1枚刃の安全カミソリで利益を上げるのに苦労していたという背景があります。このため、ウェットシェービングを愛する者たちのなかでは、高価な使い捨てカートリッジを購入してもらうための巧妙なマーケティングだったと考えている人も多くいます。
批判をしたいわけではありません。実際に複数刃のカミソリは素晴らしい製品であったからこそ、刃は何年もかけてどんどん追加され市場に認められていきました。そして、ついにジレットはカートリッジ式カミソリのマーケット・リーダーとしての地位を確立したのです。
しかし刃があればあるほど、より密着した剃り心地が得られるのか?
イメージソース:www.newromantimes.com
密着感のある剃り心地を得るために、ジレットは複数の刃を追加することで確実にそれを実現できると考えていました。
最初の刃で毛をひっぱり、次の刃で皮膚の表面よりも深いところで毛を切るという方法です。
安全カミソリやストレートカミソリ(床屋でよく使われるカミソリ)は、これまで単に何度も剃ることで、剃り残しのないきれいなシェービングと深剃りを実現していました。
一方で、3枚刃のカミソリでは各刃が特定の目的を果たすように設計されました:
- 第一の刃:毛をひっかけて、ひっぱる
- 第二の刃:露出した毛を切る
- 第三の刃:剃り残しが出ないように残りを剃る
4枚刃以上のカミソリでは、第三の刃の目的は4,5,6枚目の刃にも適用されます。
しかし複数刃のカミソリを使う人にとっては、新たに以下のリスクの増加が悩みの種となりました。
- カミソリ負け
- 肌への刺激、ダメージ
- 切り傷
- 埋没毛
これらの問題に悩まされている場合、病院に行き皮膚科医と相談するか、一枚刃の安全カミソリへの移行を推奨します。
なぜ複数刃のカミソリは埋没毛を引き起こしてしまうのか?
刃が多いほど、埋没毛の影響が出やすくなるためです。
特に顔のシェービングでは顕著です。上で述べたように、複数刃のカミソリでは、最初の刃が毛をひっぱるためのフックとして機能します。
そして第二の刃が時々、皮膚の下にある毛を切るため、埋没毛が起こりやすくなります。
複数刃のカミソリは確かに密着感のある剃り心地を実現できますが、これには代償が伴います。
複数刃と一枚刃のカミソリの比較 - 一枚刃は埋没毛・巻き毛を防ぎます
これは、男性が埋没毛やカミソリ負けを起こす主な原因の一つです。毛が皮膚の下に巻き込まれてしまい、埋没毛になります(特に巻き毛の男性に発生しやすいです)。
埋没毛になると、ときに皮膚上で赤いぶつぶつができ、治療しないと感染症や痛みにつながる可能性があります。
一枚刃で本当にシェービングはできるのか?
答えはイエスです。1970年代初頭まで、一枚刃の安全カミソリはゴールドスタンダード(利用可能な最良の手法)であると広く考えられていました。そして今日まで多くのシェービング愛好者がこれに同意していることかと思います。
特にストレートカミソリは、理容師が扱うプロフェッショナルなシェーバーであり、男性が理髪店に行って顔の毛、髭を切るというのが当時では一般的でした。
一枚刃のカミソリを使用することで、毛をきれいに切ることができ、埋没毛や肌を刺激するリスクを大幅に削減できます。
その理由は毛をひっぱったり、皮膚表面より深いところで毛を切る刃がそもそもなく、一枚の刃のみを使用するためです。
実際ウェットシェービングを愛する多くの人は、一枚刃カミソリの方が肌の刺激が抑えられ、かつ密着感のある剃り心地を実現できると考えています。
一枚刃のカミソリの使用はどのくらい難しいのか
すべての人々の毛質や肌の感度が同じであれば、シェービングの世界はもっとシンプルになることでしょう。
しかし、残念ながら実際はそうではありません。他の人にとってぴったりと感じるシェーバーやカミソリが、自分にも合うとは限らないからです。
ロックウェルレイザーはこれをとても重要なポイントとして考慮に入れています:
- 細い毛、太い毛
- カールした毛、ストレートな毛
- 2方向に伸びる毛
- 敏感肌、普通肌、丈夫肌
一枚刃の安全カミソリを使用する際の角度や圧力、速度を学ぶには練習期間と忍耐が必要になります。これが一枚刃への移行を難しくしている最大のハードルです。
しかし、幸いなことにロックウェルのカミソリは独自の調整システムを搭載しており、初心者でも密着感のある快適な剃り心地を体験できます。➡特許取得の調整システム
初心者の方は最もマイルドな設定から始められます。切り傷やヒリヒリを感じることなく、安全カミソリの技術をマスターすることができるのです。
ただしシェービング前の正しい準備が、安全カミソリの使い心地を左右するといっても過言ではありません。安全カミソリの使い方ガイドもぜひご覧ください。
一枚刃のカミソリがおすすめな人 5パターン
1.剃り残しなく、しっかり剃りたい人
もし現在のシェービングに満足していない場合、一枚刃の安全カミソリへの移行をおすすめします。
複数刃のカミソリは手軽に深剃りができますが、凹凸や細かいところ、狭いところをしっかり剃ることは難しいです。小回りの利く安全カミソリを選び使ってみるのが良いでしょう。
学習期間は必要になりますが、一枚刃を使えばより密着感のある剃り心地を実現できます。
2.肌への刺激が小さいカミソリを探している人
今使っているカミソリで肌トラブルに懸念がある場合、おそらく毎度のひげ剃りが億劫になっているはずです。
肌への刺激を我慢しながらひげ剃りを続けるのが「苦痛」ということであれば、早めに一枚刃に切り替えることをおすすめします。
慣れるのに少し時間はかかりますが、長期的に見て自分の肌に良い影響をもたらします。
一枚刃の安全カミソリを使えば、より密着感のある剃り心地を実現しながら、埋没毛や肌荒れを軽減します。
ただし一枚刃のカミソリは、良い意味でも悪い意味でも非常によく剃れます。攻撃性の高い(アグレッシブな)剃り味のカミソリはなるべく避けるのが良いでしょう。
各製品のレビューをよく読み、はじめはマイルドでやさしい剃り味のものを選ぶのをおすすめします。練習期間中の切り傷の発生も抑えられます。➡ロックウェルレイザーのカスタマーレビュー
3.髭剃りコストをおさえたい人
一枚刃の安全カミソリには初期費用がかかります。しかしランニングコストは、複数刃よりも圧倒的に安く抑えることができます。
1枚で数十円の替刃は4~7回使えるので、一回あたりのシェービングコストは10円かかりません。➡ランニングコストの比較 複数刃のカートリッジ vs 一枚刃の替刃
耐久性のある高品質のカミソリを選べば、さらに長く使用できます。長期的にはシェービングにかかる費用をさらに節約できます。
レビューをよく読み、頑丈な金属製でしっかりと作りこまれている安全カミソリを選ぶのが良いでしょう。初期費用はかかりますが、それに見合った剃り心地とリターンが見込めます。
4.「剃っている」感が好きな人
ウェットシェービングでは、電気シェーバでは味わえない「剃っている」感を楽しむことができます。複数刃のカミソリは手軽に深剃りができてとても便利ですが、一枚刃のカミソリを使えば、よりダイレクトに「剃っている」感を楽しめます。
肌の上をなめらかに滑らせて、ジョリジョリと根元から剃れる感覚はとても気持ちが良いものです。理容室での髭剃りを自宅でも味わえるのは、なんと贅沢なことでしょうか。
一枚刃の安全カミソリであれば、贅沢な髭剃りの時間を楽しむことができます。➡忙しい朝にあえて一枚刃のカミソリを選ぶ理由
5.環境への影響が気になる人
昨今SDGsに取り組む企業が増えてきました。会社やイベント、学校などでも持続可能性(サステナビリティ)について学ぶ機会も増えてきています。
これにより、環境にやさしい選択をすることも、多くの人々にとって重要となってきています。使い捨ての複数刃カートリッジは、環境に大きな負担をかけていることが知られています。➡環境に配慮したシェービング
一方、安全カミソリは持続可能な金属素材でできており、環境にやさしい選択として注目されています。
一枚刃のカミソリで迷ったら
ここまでで、一枚刃のカミソリが合う人について述べてきました。ただ初めての場合、自分に合う安全カミソリを探すのに迷ってしまうかと思います。世の中にはとても多くの安全カミソリが存在しているからです。
そんなときは調整(アジャスタブル)カミソリという選択肢もあります。一つのカミソリで複数の剃り味を体験できるので、自分の肌と毛質にあわせてカスタマイズができます。
もし調整可能なカミソリに興味があれば、この分野のパイオニア的存在であるロックウェルの安全カミソリをぜひ試してみてください。
最終的にどのカミソリを選ぶかは、個人的な好みやニーズに左右されるでしょう。
ただ、これまで複数刃のカミソリを使ってきた方は、新たに一枚刃の世界に踏み込むことで、よりよいシェービング経験を得られるはずです。