両刃カミソリの本体価格を見て、高いと感じる方もいるでしょう。たかが髭剃りに、こんなに出費できないと思うかもしれません。しかし、コスト計算をしてみると意外な結果が浮かび上がってきます。
両刃カミソリは長期間使える
ロックウェルレイザーの両刃カミソリは、6Sがステンレス製、6CとT2は高級亜鉛合金にクロム仕上げと、すべてが金属でできています。そのため、適切に手入れ・保管すれば一生ものと言っていいほど長期間の使用が可能です。
複数刃のカートリッジ式カミソリとのコスト比較
購入時にかかるイニシャルコスト
ロックウェルレイザーの6Cを購入:¥9,240(購入時に替え刃5枚付属)
ジレットのフュージョン5+1を購入:¥2,500(購入時にカートリッジ3個付属)
購入時は価格差があります。なお、ジレットの価格はAmazonを参照しています。
1年間使用でかかるランニングコスト
ロックウェルレイザー6C:1週間毎に刃を交換すると仮定して1年間で52枚消費。
替え刃は1枚¥35です。1年目の替え刃コスト(5枚分)は付属分を除いて
¥35 × 47枚 = ¥1,645
合計:¥9,240 + ¥1645 = ¥10,885
ジレットはカートリッジを最長でも1ヶ月に1度は交換するよう推奨しています:1年間で最低でも12個消費。
カートリッジは1個¥518なので、1年目のコストは付属分(3個)を除いて
¥518 × 9個 = ¥4,662
合計:¥2,500 + ¥4,662 = ¥7,162
1年間でかかるトータルのコストは、わずかにロックウェルレイザー6Cが上回っています。ただ肌への引っ掛かりを考慮すると、ジレットのカートリッジはたいてい2~3週間に1度は交換することになります。このため、実際には上記のランニングコストの2倍近い金額(¥4,662が追加で発生する)となり、6Cよりもトータルでコストは高くなります。
2年間使用でかかるランニングコスト
ロックウェルレイザー6Cの替刃コスト:¥35 × 52枚 = ¥1,820
合計:¥10,885 + ¥1,820 = ¥12,705
ジレットのカートリッジのコスト:¥518 × 12 =¥6,216
合計:¥7,162+¥6,216=¥13,378
カートリッジの交換頻度を小さく(1か月に1度の交換として)見積もったとしても、2年間でかかるコストはジレットの方が高くなります。
3年間使用でかかるランニングコスト
同様に計算しますと、
ロックウェルレイザー6C:¥12,705 + ¥1,820 = ¥14,525
ジレット フュージョン5+1:¥13,378 + ¥6,216 = ¥19,594
もうお分かりかと思いますが、価格差がより大きくなります。
長く使うほどロックウェルレイザー6Cのコストパフォーマンスが高くなることが分かります。
実際には
ジレットのカミソリ本体はプラスチック製です。毎日使用することで劣化していきますので、1年の間に本体を買い替える必要があります。
さらに1枚刃と同じくらいの切れ味と衛生状態を確保するためには、カートリッジを月に1回以上の頻度で交換する必要も出てくるでしょう。
このため実際には、上記の金額以上の開きが発生することが多いです。
両刃カミソリを選ぶメリット
このように初期費用が安くても、複数刃はカートリッジにコストがかかり、本体も買い替えなければいけないなど、結果的に両刃カミソリよりコストがかかります。
また、複数刃のカートリッジにはプラスチックと金属が組み合わされているので、リサイクルができません。本体も含めてプラスチックゴミが増えることにもなります。両刃カミソリの替え刃はステンレス鋼や鉄など金属製で、自治体によってはリサイクルが可能ですので、環境にも優しいです。
まとめ
長期的に見てコストパフォーマンスが高く、プラスチックゴミを出さないロックウェルレイザーの魅力をぜひ体感してみてください。